栄養士からのお話

歯によい料理は「おふくろの味」

抜ける乳歯が大切なのは?

歯には、永久歯と乳歯があります。 乳歯はどうせ生え変わる・・・と思ってはいませんか?
乳歯にも役割があります。 乳歯は食べ物をきちんと噛み砕いて消化させ、体の成長を促進するためにあるのです。
また、乳歯には永久歯が生えるための場所を確保する役割もあります。
もし、乳歯が虫歯になると、ほかの歯が寄ってきて永久歯の生える隙間がなくなり、歯並びが悪くなってしまいます。よく噛むことも出来なくなるため、顎の発育に悪影響を及ぼしたり、柔らかいものしか食べなくなるなどの偏食の原因にもなります。

歯によい料理は「おふくろの味」

「おふくろの味」と昔から言われる料理には、噛みごたえがあり、カルシウムや食物繊維が豊富なものばかりです。歯の健康の為に、味覚に対する感受性が敏感な幼児のうちから、大人の味に慣れさせるように心がけましょう。

いくつか紹介しましょう。

おから
カルシウム・食物繊維・植物性たんぱく質を豊富に含みます。
ハンバーグやコロッケなどに加えて活用しましょう。
あじのから揚げ
小あじ・わかさぎなどの小魚を丸ごと揚げると骨まで食べられカルシウム補給には最適です。衣に青じそ・ゴマなどを加えてもいいでしょう。
酢の物
酢には歯垢の原因となる最近の活動を抑える働きがあります。
きんぴら
ごぼう・人参など根菜類は繊維が多く、噛みごたえもあるので、歯にはすぐれた料理です。
あまり火をとおさず、歯ごたえを残して料理しましょう。
豆御飯
豆は歯ごたえがあり繊維の多い素材です。彩りもよくなるので見た目にも楽しいです。
照り焼き
肉や野菜のたんぱく質も強い歯を作るのに不可欠です。味付けのしょう油は虫歯予防に役立ちます。
野菜を添えると栄養のバランスがよくなります。
肉は、出来るだけ歯ごたえのある部位を選びましょう!