栄養士からのお話

虫歯予防のための栄養素

食物繊維(食べかすが付着しにくくなり、虫歯を予防)
食物繊維を多く含む食品は歯や顎を充分に動かして噛むので、食べかすが付着しにくく、歯の表面を清潔に保つことができます。また、よく噛む事で歯肉の血行をよくするマッサージ効果も認められています。
カルシウム(丈夫な歯を作る)
カルシウムはリンやマグネシウムとともに、健康な歯の形成に欠かせません。
不足すると歯が弱くなり、虫歯の発症も多くなります。
特に成長期の子供や妊娠中の人は不足しがちなので充分な摂取が必要です。
フッ素(歯の再石灰化を助け、虫歯を予防する)
フッ素は歯や骨に含まれる超微量元素で、歯の再石灰化を助ける、つまり虫歯によって傷ついた歯の修復をします。
また、虫歯菌の出す酸に対する歯の抵抗力を高める効果もあります。
ごくごく少量であることがポイントで多く取りすぎると、歯の表面が点状にツヤを失い、やがて斑点になることがしられています。
キシリトール(虫歯予防効果で注目度アップ)
キシリトールは砂糖と同じような甘さをもちながら砂糖と違って虫歯菌に利用されにくい性質があり、酸をつくらず、虫歯菌の活性を弱める作用も認められています。でも、歯を磨かなくて良いわけではありません。
キシリトールを含む食品の成分表示を確かめて量などは加減しましょう。
ちょっと良い話

お茶のカテキンは虫歯にも効果を発揮!!
お茶でうがいをすると虫歯予防になります。
お茶に含まれるカテキンの抗菌作用が虫歯菌の増殖を抑えるためと考えられます。 食後に飲むお茶はとても意味があります。
糖分が多かったり、酸性度の高い飲料を飲んでいると子供の歯を虫歯にしてしまう指摘がありますが、これをお茶に変えることでかなりの予防が期待できます。 食べた後のゆすぎや歯みがきもぜひお茶を試してみてください!